メカトロニクスにうってつけの日

ロボット開発や研究活動に関するメモ

RoboCup JAPAN OPEN 2018

昨年に引き続き,5月3~5日に岐阜県大垣市で行われたRoboCup Japan Openのレスキュー実機リーグに出場してきました.

そして優勝しました!2連覇です.

加えて部門賞であるBest in Class Dexterity賞を受賞しました.

 

研究室内のチームで出場しています.基本的に例年M2がチームの中心になって取り組んでおり,僕も昨年の世界大会後に後輩にチームを引き継いでいたのですが,今年はWRSのプレ大会もあるということで教授から要請がありチームリーダーとしてがっつり復帰しました.

今回は昨年新規開発したFUHGAというロボットに改良を加えて出場し,僕は電子回路と制御とその他もろもろの開発とオペレータを務めました.

昨年の大会ではあちこち壊れたりトラブル続きでしたが,今回はそれらはおおむね修正され,大きなトラブルや故障もなく安定してパフォーマンスを発揮することができました.やはりロボットは「壊れずに動く」ということを達成するだけで時間がかかりますね.

ハード的にはロボット前方に着けているレーザーレンジファインダ(URG)にサーボモータを付けて水平を保つようにしたことくらいです.あとはソフト面で色々改良されました.SLAM,地図生成,自律走行などもレベルアップしています.

決勝では4種類のフィールドでそれぞれ2回ずつ競技を行い,その総合スコアで競いました.1回目は20分,2回目は15分で,5分でフィールド移動でしたので,約2時間半ぶっ通しでロボットを動かし続け,チームにもロボットにもタフさが求められました.

 

大会の様子の写真を張っておきます.

・ステップフィールドの移動

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・バルブの操作とメーター読み取り

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・計測の基礎能力テスト

熱画像,ハザードラベルの自動読み取り,QRコードの自動読み取り,動体検知f:id:tattatatakemori:20180506230522p:plain

・木材の積み上げ

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・L字パイプの引き抜き

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・地図の生成

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・表彰式

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10月のWorld Robot Summitプレ大会に向けてまだまだ続きます.頑張ります.